超精密・複雑な構造の治具
◆拡散接合(熱圧着)技術を用いた場合のメリット

原子の拡散を利用して接合する拡散接合は、母材を溶かすことなく接合する為、【変形】【歪み】【反り】を極限まで抑え、溶接痕も発生しません。
ですから、バリや凹凸が一切出来ない正確無比な金型や治具を作ることが出来ます。

またミクロンレベルで加工した部材を積層、接合することで機械加工などでは難しい中空部品、極小孔のフィルターの制作が可能です。
 
◆ヒートシンク
◆拡散接合(熱圧着)技術を用いた流路部品製造のメリット

・切削加工等の金属加工では限界のある複雑な流路パターンに対応
・一定面積を同時に接合するため、セパレータごとの品質のばらつきがない
・金属板の複数積層により、複雑な部品形状も創出可能
・接着剤を使わないため部品の変質・変形に強く、コストダウンも図れる
・部品成形工程が一貫するため、製造ラインのシンプル化、時間短縮を図れる
・接合面にすき間がなく、ロスのない完璧な流路を実現
 
◆金属濾過フィルター
◆拡散接合(熱圧着)技術を用いた場合のメリット

±10μm程度の誤差で正確な孔を開けることが可能。
→正確な孔を開けた薄い板厚の金属(例50μm厚)を20枚拡散接合することで、1mm厚の金属板を作製。
 
◆インクジェットノズル
◆拡散接合(熱圧着)技術を用いた場合のメリット

・SUS鋼などの素材に極微細で正確な孔を開けることで、部品の硬性が高まり、高性能なノズルができる。
・素材を金属にすることで従来のプラスチック素材よりも劣化が少なく抑えられ高耐久製品が可能。