Q1.拡散接合(熱圧着)によって素材(金属)は、溶けないのですか? |
はい、溶けません。
素材の特性にもよりますが、基本的に素材の融点以下において拡散させるので、その心配はありません。 |
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Q2.どの様な素材を加工しているのですか? |
ヤマテックでは、ステンレス「SUS304、SUS430」をメインに行っておりますが、その他のSUS全般、ニッケル、ニッケル合金、銅、アルミニウム合金、チタンなどの接合実績があります。 |
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Q3.拡散接合(熱圧着)はいつごろから使い始められたのですか? |
実際に工業的に使われ始めたのは、1960年代に入ってからとみられています。 |
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Q4.異種金属でも接合は可能でしょうか? |
可能です。
例えば、SUS/銅/SUSの3層での拡散接合は、安定的に実施できます。ただし、異種金属の接合では収縮率の問題など、同種金属接合とは異なる点が御座いますので、まずはご相談ください。 |
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Q5.拡散接合にはどのようなものがありますか? |
拡散接合には大きく分けて二つあります。
ひとつは母材のみで接合する方法。
もう一つはインサート金属を使用する方法です。
前者は介在物を使用せず、母材の融点以下の温度で圧力を掛け接合する方法で、ヤマテックの最も得意とする接合方法です。
後者は接合面の間にインサート金属を差し込むことで、接合面の密着性を促進させる方法です。
インサート金属を溶融しないで接合する方法を【固相拡散接合】、溶融し接合を促す方法を【液相拡散接合】と呼びます。 |
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Q6.アルミの拡散接合は可能ですか? |
アルミニウムは非常に強固な酸化被膜を生成します。
アルミニウム自体の融点は660℃ですが、酸化物である酸化アルミニウム(アルミナ)の融点は2000℃を超えます。拡散接合ではこの被膜を破壊出来ない為、接合が困難とされています。
ただし、マグネシウムが添加されているアルミ合金では、マグネシウムが酸化アルミニウムを還元する為、接合が可能になります。 |